花びらにも直接プリントできてフラワーギフトの付加価値を高めてくれるマシンです
株式会社Pinky Rosey | 石川県
- 使用製品:
- フラットベッドUVプリンター LEF-12i
- アプリケーション:
- ギフト 記念品
プリザーブドフラワーなどフラワーギフトを扱う専門店の株式会社Pinky Rosey様は、ギフトやメモリアル用途で名入れニーズが増えていることに対応するためローランド ディー.ジー.のUVプリンター「LEF-12i」を導入しました。導入後は、ガラス容器やアクリルプレートだけでなく、プリザーブドフラワーにも直接プリントをおこなっています。それによって「名入れ注文が大きく増えた」という同社、代表取締役の山口芽里様に「LEF-12i」を選んだ理由をうかがいました。
ハイセンスなアレンジメントが人気で、県外からも来店客が訪れる有名なプリザーブドフラワー専門店
名入れを外注に出していると「すぐ欲しい」に対応できない
記念日や名前をLEF-12iでプリントしたアイテムの数々
当店で販売しているプリザーブドフラワーやハーバリウムのアイテムは、自らお花をアレンジメントして製作したオリジナリティの高いものです。お客様が持ち込んだ生花をプリザーブド加工して、一からオリジナルで作ることもあります。そのような関係からか、当店に来られるお客様の多くがギフトやメモリアル用途で購入されます。例えばブライダルの記念品として部屋に飾ったり、クリスマスプレゼント、退職祝いのギフトといった用途です。そういったお客様からは、アイテムに相手の名前やメッセージを入れたいという要望が多く、そこでオープンから数年後に有料の名入れサービスを始めました。
当初はガラスにサンドブラストをする外注業者に加工を頼んでいたのですが、外注コストが高いのはもちろん、納期が2~3日かかるため急ぎの注文に対応できませんでした。お客様の中には「今日が結婚記念日なんだ」「明日プレゼントしたい」という人も少なくありません。外注に出していては、そういった「すぐ欲しい」というニーズに応えられないのです。
お花に直接プリントする方法を探して巡り会ったLEF-12i
手順やジグまで提案してもらいお花への直接プリントが実現した
また、プリザーブドフラワーを容器や額に入れず花束として購入するお客様もいるので、お花そのものにプリントすることはできないかと考えていました。お花に直接印字ができるフラワープリンターという機械を使ってみたこともありましたが、お花専用の機械にもかかわらず思ったほどキレイにプリントできませんでした。インクの乗りが良くなくて、時間が経つと薄くなってしまいます。機械にかかるコストも、2年のレンタル契約で50万円と高額でした。そこで、それに代わる機械を探していたところ、ローランド ディー.ジー.のUVプリンターLEF-12iに巡り会ったのです。
導入する前は他社のUVプリンターも検討しましたが、その他社製品で花びらに直接プリントしたところプリント部分に粒状感があってザラザラした見た目に。一方、LEF-12iはプリントした部分が滑らかで、花びらに馴染んだ仕上がりです。プリント後に花びらが変色するようなダメージもありません。プリンターの大きさが他社製品に比べてコンパクトなのもLEF-12iを選んだ理由の1つです。店のバックヤードの作業スペースにすっきりと収まるサイズです。これなら店番をしている間にプリントできるため、急ぎのお客様のニーズにも応えられます。ローランド ディー.ジー.の営業担当者の対応も親切で、想定外の用途でありながら花びらに直接プリントする手順やジグを一緒に考えてくれました。結果、今まで思うように出来なかったお花への直接プリントがLEF-12iによって実現したのです。
写真とお花を組み合わせたメモリアルアイテムの可能性も
名入れ注文が大幅にアップ 1割だったのが半数に
現在は、お花への直接プリント以外にもガラスのボトルやプラスチック容器、木製の額への名入れにLEF-12iを使っています。レーザー加工機も導入しているので、アクリル板をカットしてLEF-12iで文字をプリントし、メッセージプレートの作製にも活用するなど名入れ商材の幅が広がりました。プリンターの操作も予想していたより簡単でした。当店ではAdobe Illustratorから出力していますが、基本的なパソコン操作ができれば扱えると思います。外注に出すことなく、店のバックヤードでプリント加工ができるようになったことで、今では急ぎのお客様には1時間仕上げで名入れサービスを提供しています。それによって、外注に出していた当時と比べて、名入れを注文するお客様が増えました。以前は、お客様の1割程度だったのが今では約半数が名入れを注文されます。当店では1件あたり3,850円で名入れサービスを請けていますので、LEF-12iが売上げアップに貢献してくれています。それだけ、商品の付加価値がアップしたということです。
UVプリンターはレーザー加工機と違いカラーの表現もできるので、今後は写真プリントを使ったアイテムづくりにも挑戦したいと思っています。アクリルの盾に思い出の写真をプリントしたものとプリザーブドフラワーを組み合わせれば、さらに付加価値の高いメモリアルアイテムが作れると思います。
株式会社Pinky Rosey様公式サイトhttps://pinkyrosey.com/