「1個だけの注文」から量産まで対応
シードット株式会社 | 埼玉県
- 使用製品:
- フラットベッドUVプリンター LEF2-300/200
- アプリケーション:
- オリジナルグッズ・ノベルティ
CDやDVDなど記憶媒体の製造、データ書き込みなどを主力に創業したシードット株式会社様は、USBメモリへの名入れをきっかけに印刷業をスタート。一品一品違った商品を作り、お客様へお届けするビジネススタイルを確立しました。やがてアクリルキーホルダーの受注をスタートしてUVプリントの仕事を拡大。今では6台の「LEFシリーズ」を導入しています。
代表取締役社長 関 潤也 様
プリント品質に優れてイラスト作家の意図や好みを再現できる
アクリルとUVプリントを組み合わせた商品
これまでの経験から、海外製のUVプリンターは扱いに手間がかかるため、国内メーカーのUVプリンター導入を考えました。アクリルキーホルダーの仕事はイラスト作家の作品をプリントします。作家の意図や好みに合わせるために選んだのが、プリント品質に優れたローランド ディー.ジー.のUVプリンター「LEF-20」です。
キャラクターラインセンス製品やVTuberのイベント物販用グッズも
社内に並ぶLEF2シリーズ
当初はUVプリンター1台、レーザー加工機1台の体制で注文に対応していました。1日に30個程度の仕事があればいいと考えていましたが、蓋を開けると1日300~400個の注文が入るようになり、すぐに生産が追いつかなくなり、2016年に2台目の「LEF-20」を導入しました。2017年にはワークサイズが広く、生産性の高い「LEF-300」を導入しました。また、アルマイト加工したUSBメモリへの名入れにも取り組みたかったので、プライマーが扱える機種を選びました。そこから更に設備の増強を重ね、2022年10月に「LEF2-200」を導入し、今では「LEFシリーズ」6台、レーザー加工機4台で様々なグッズを製造しています。
現在の主力事業はキャラクターのライセンス商品製造で、全体の7割を占めています。キャラクターはアニメ系が多く、同人作家やVTuberのイベント物販用グッズなども手掛けています。内訳はアクリルキーホルダーやスタンド、時計、バッジなどのアクリル雑貨が35%、Tシャツプリントが35%です。自社サイトでエンドユーザーから1個だけの注文も多く請けていますが、一品一品違った商品を作ることに慣れているので、問題なく対応できています。社員たちがアイデアを出して作ったアクリルグッズも販売しています。アクリルキーホルダー商品の一部には、プリント面がキズついた、というお客様に対応するため、プリント面にグロスインクをテクスチャ印刷して、強度をアップさせています。この手法なら、UVプリント面を保護することができます。
LEFシリーズは3日あれば操作できるようになる
オンデマンド印刷に最適化された生産現場
「LEFシリーズ」はプリント時のセッティングをメモリしてくれるので、作業を標準化しやすいという利点があります。ユーザーメンテナンスの手順も簡単で、新入社員にもやり方を伝えやすいですね。当社では新卒採用時、2週間の体験入社をしてもらいます。そこで「LEFシリーズ」を使った作業を教えていますが、機械の操作に慣れていない人でも、怖がらずに操作できています。 6台の「LEFシリーズ」を操作できるスタッフは9人います。扱いがとてもシンプルなので、3日あれば操作できるようになります。そこから3ヶ月間は慣れたスタッフがサポートに付きますが、以降は1人に任せています。
シードット株式会社様公式サイトhttps://cdot.co.jp/