進化したゼッケン留めが短納期で作れる

株式会社RECOLTZ   |   岩手県

進化したゼッケン留めが短納期で作れる
使用製品:
フラットベッドUVプリンター MO-240
アプリケーション:
オリジナルグッズ・ノベルティ

約20年前にアメリカンヴィンテージ家具のリメイク販売業としてスタートした株式会社RECOLTZ。2018年にLEFシリーズを導入し、オリジナル商品の企画・販売、オーダーグッズ製造をスタート。2019年にオリジナルゼッケン留めを開発し、各種マラソン大会や個人向けへの販売を拡大しています。

代表取締役社長 余湖 明智 様

代表取締役社長 余湖 明智 様

UVプリンターでオリジナル商品を製作

UVプリンターでゼッケン留めへオリジナルプリントするアイデアが浮かんだ

UVプリンターでゼッケン留めへオリジナルプリントするアイデアが浮かんだ

創業当初は米軍などからヴィンテージ家具を仕入れ、修理やリメイクを施して販売する店舗を運営していました。しかし為替の影響やフリマアプリなどによる個人間取引が増えたことから、当社オリジナルのヴィンテージ壁飾りのリプロダクト品を作るために、UVプリンターの導入を考えました。各メーカーを比較検討した結果、画質のきれいなローランド ディー.ジー.の「LEF-200」に決めました。店頭に置くため、見た目の良いデザインも重要でした。また、私がマラソンを始めたことをきっかけに、大会で使用されるゼッケン留めにオリジナルプリントができるのではと、アイデアが浮かびました。

進化したオリジナルゼッケン留めが誕生

自社開発のABS素材を使ったゼッケン留めは特許を取得

自社開発のABS素材を使ったゼッケン留めは特許を取得

従来の安全ピンに比べてウエアに穴をあけずに取り外しが簡単な「ゼッケン留め」というアイテムは昔からありましたが、ランナーの10%程度にしか普及していません。理由は、着替えや走っている途中に取れてしまうこと、肌に擦れるために付け心地が悪いことでした。そこで、「LEF-200」でプリントできるABS素材を使い、取れにくく、肌に触れにくい商品を自社開発し、2023年に特許を取得しました。その後、当社の進化したゼッケン留めが、さまざまな大会で採用されて販売が拡大しています。そして、「LEF-200」の保守契約期間満了を機に、生産性の高くなった最新の「MO-240」を導入することにしました。

MO-240で生産量が大幅に増加

プリントスピードが大幅にアップ

プリントスピードが大幅にアップ

オリジナルゼッケン留めの注文は、各種マラソン大会の主催者やチーム、個人など、さまざまな方から頂いています。「MO-240」は以前の「LEF-200」よりもプリントスピードが大幅にアップして、一度にテーブルにセットできるゼッケン留めの数も360個から504個に増え、生産効率が上がりました。1つのマラソン大会で1500セット注文が入った場合は6000個を生産するので、1日に12回連続プリントする日もあります。治具をセットするスタッフや、完成した商品を袋詰めするスタッフと連携して、十分に対応できるのが魅力です。

生産効率を向上させる機能と安定性

MO-240の生産性で短納期にも対応できる

MO-240の生産性で短納期にも対応できる

マラソン大会の主催者からの発注の場合、無駄が出ないよう参加者数が確定してからプリントを開始します。納期は約2週間とタイトですが、「MO-240」の生産性のおかげで対応できています。「MO-240」はプリント完了後にテーブルが戻る動作中でも次の作業に入れるので、1秒でも速く次の商品がセットでき、生産効率がアップしました。また、ゼッケン留めには個体差がありますが、自動でテーブルの高さを調整してくれるため、手間がかからずトラブルもありません。さらに、メンテナンスの時期を通知してくれるため、安定した商品の生産に繋がっています。

ゼッケン留めはSDGsの実現にも

ゼッケン留めを全国へ普及することはSDGsにも繋がる

ゼッケン留めを全国へ普及することはSDGsにも繋がる

現在当社では15~20のマラソン大会に関わっています。全国には1000以上の大会があり、ゼッケン留めの利用割合は1割。残り9割の大きな市場があります。また、ゼッケン留めの利用を広めることで、従来使っていた安全ピンの廃棄を減らせます。SDGsの観点からも、今後もゼッケン留めの利用を呼び掛けていきたいと考えています。

株式会社RECOLTZ様公式サイトhttps://recoltz.com/

フラットベッドUVプリンター 最新機種

VersaOBJECT MO-240/180

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