ラバーグッズにプリント 曲げてもインクが割れない
株式会社TLT | 埼玉県

- 使用製品:
- フラットベッドUVプリンター MO-240
- アプリケーション:
- オリジナルグッズ・ノベルティ
株式会社TLT(ティーエルティー)はアニメ、コミック、ゲームなどエンターテイメントグッズの企画、製造などをおこなう株式会社トップスの子会社として2015年に設立。PVCラバーグッズをすべて国内製造する工場として注目を集め、現在ではPVCラバーグッズ、アクリルグッズ等の製造を拡大しています。

工場長 濱田 悟史 様
PVCラバーグッズの工場として成功

金型もすべて国内で製造するため、小ロット短納期を実現
当社は様々なエンターテイメントグッズの企画製造をおこなう株式会社トップスの子会社として設立しました。PVCラバーグッズ製造が主力で、金型もすべて国内で製造するため、小ロット短納期を実現し、現在では大手版元のグッズやスポーツ関連のグッズ製造をおこなっています。PVC製のラバーグッズは凹凸感があるため、重厚感、高級感が評価され、様々な企業から注文が入り、OEM製造をおこなっています。PVCにプリントする場合、従来はパッド印刷で対応していましたが、グラデーションが表現できないことや、より早くサンプル出しをするために、UVプリンターを導入することにしました。
インクが割れず、発色や表現力が高い

PVCラバーグッズにプリントして、 曲げてもインクが割れない
最初に導入したのは約6年前、ローランド ディー.ジー.のLEFシリーズでした。PVCは粉と可塑剤を混ぜて作りますが、可塑剤の量によって柔らかさが変わります。様々な柔らかさのPVCラバーグッズに対して、LEFシリーズはプリント後に曲げてもインクが割れることがありませんでした。また、高い密着性を発揮してくれたことも高評価でした。そして今回、保守が終了したタイミングで、「MO-240」を2台導入しました。他社製とも比較しましたが、やはりインクが割れず、発色の良さ、表現力が決め手となり、「MO-240」を選びました。
印刷スピードが速くなったことで、 生産性が大きくアップ

プリント後すぐにグッズ回収でき、生産性2.5倍に
「MO-240」を導入して驚いたのは、印刷スピードが速くなったことで、生産性が大きくアップしたことです。従来機に比べて、生産スピードが約2.5倍に上がりました。また、色のついたPVCにUVプリントする場合、下地の色が出ないようにするために白インクをプリントしていますが、「MO-240」では白の濃度が高く、1回のプリントで済みます。プリント前後の段取りに関しても、プリントが終了してテーブルが元に戻る動作中でもカバーを開けられるので、すぐにグッズの交換に取りかかることができ、ヘッドの戻りスピードも速いと感じました。
色鮮やかで立体感のあるプリント

色鮮やかで立体感まで表現する
生産性がアップしたことで、現場の作業時間も短縮できるようになり、オペレーターの負担が明らかに減りました。業務が効率化されたことで、コスト削減にも成功しました。インクセットはオレンジ、レッドを選びましたが、肖像画などのプリントに活用しています。通常のアニメグッズなどはCMYKですが、肌の淡いグラデーション表現などには、オレンジインク、レッドインクが力を発揮してくれます。顧客からも、印刷が色鮮やかで立体感があり、キレイという評価を得ています。
株式会社TLT様公式サイトhttps://www.t-l-t.jp/